御題 04. ただ見つめていたい より(綾乃様)
 
 
 
 
「ただ、見つめて……どうするんだよ」
ぼそりと彼はそう言った。
 
「お前、そういうの、いやか」
 
こくりと、かすかに頷いた気がした。
 
 
島は思う。
こいつの傍には、どんな女が立つのだろうーーその女はきっと大変だろうな。
こいつを振り向かせて、引っ張って、蹴飛ばして、そうして、追いかけて。



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さて。
…実は、この「ただ見つめていたい」という綾乃さんバージョンの作品内容…。
ERIも、古代と同じ意見なんだよなあ〜〜。
ん? 
「なにが?」って、…そりゃ。(笑)


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例えば誰かを好きになったとして。
こちらの古代くんは「ある理由から」ただ見てるだけ、ってのはNGらしいんですね。
まあ、ERIの場合は「理由なんかない」んでございますが。ただ黙ってらんないだけなんでございますが。
だからこんなサイトまで作っちゃったりなんかして、島に愛を叫んじゃったりしてるんですが…(爆)。

それはさておき。
私が訓練生時代の古代と島、という設定で自作の絵を描くことは非常に稀でございます。
というのも、ERIの脳内では彼らの訓練生時代というのがどうも思い浮かばないからで。
あの2人、訓練生時代からいっしょ…って言ってますが、それほどベッタリくっ付いてたイメージがないんですよねぇ。
同世代の男の子を沢山見てるせいでしょうか(笑)。
女子の理想とする男子のつるみ方と、実際の男子学生の付き合い方とはやはり違うようです。
まあ、だからこそ、このお話の古代と島の距離感は美しい……w
訳知り顔の島と、不貞寝するお子ちゃまな古代、という対比が描いていてとても楽しかったです。

だってさ… この絵。古代と島のポジション、絶対反転出来ないよ?(笑)

また、この絵では省かれてますが、2人が居るのは狭い居室内。
島の膝のところにはデスクが迫っている…という構図で最初仕上げるつもりでした。
下絵にはデスクも描かれてるんですけどね、本番ではジャマなので消しちゃった。
島の右ヒザが、デスクに引っかかってるほど狭いんだ、ってことを描こうとしたんだけど、上手く行かなかったんで。
未来にも関わらずアナログな感じのハシゴにも自分で描きながら突っ込んでましたが、
そこは案外見過ごしてもらってるようでホッ(あっ!!だからといってツッコまないよーに!)。

……ヤブヘビ(笑)


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